トランプ氏「韓国は裕福な国」…防衛費再交渉を求める動き
トランプ氏「韓国は裕福な国」…防衛費再交渉を求める動き
米国のトランプ元大統領が、韓国がより多くの防衛費負担をしない場合、在韓米軍を撤収する可能性があることを示唆した。トランプ元大統領が11月に再選に成功した場合、再び防衛費を上げるための厳しい交渉に乗り出すものと予想される。

 30日(現地時間)、米時事週刊誌タイム誌によると、トランプ元大統領はインタビューで「我々は危険な位置に4万人(実際2万8500人)の軍人を配置しているが、ありえない話だ。なぜ私たちが他人を防御するのか」として「私たちは今とても裕福な韓国を相手に話している」と明らかにした。

 米韓両国は定期的に防衛費分担特別協定(SMA)を締結し、在韓米軍駐留費用と関連して韓国が負担しなければならない費用を決めている。トランプ元大統領は、初任期だった2019年に防衛費分担金として前年度分担金の6倍に近い金額を要求し、増額を圧迫した経緯がある。米韓両国はトランプ元大統領の急激な防衛費引き上げ要求のため、トランプ政権の時に防衛費交渉を妥結できなかったが、バイデン政権が発足した後に交渉を妥結した。

 現在、協定は来年末に終了するが、米韓両国は早期交渉に乗り出している。トランプ元大統領が当選した場合、防衛費交渉が難しくなる可能性があるためだ。ただし今回新しい交渉が妥結しても、トランプ政権2期が発足した場合、再交渉が要求されるものと見られる。

 トランプ元大統領は北大西洋条約機構(NATO)国家に対しても、防衛費増額をすべきだと改めて明らかにした。彼は「もしお金を払わないなら、あなたたちが自分ですべき(you're on your own)」と話した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88