一方、2003年からワインの輸入・流通事業を行ってきたマッコリ製造の麹醇堂も、ことし初めからテキーラの輸入・流通も手掛けることで新たな領域に進出した。
「チピョン(砥平)生マッコリ」を主力とする砥平酒造も、蒸留式焼酎市場への進出を狙う。
マッコリ業界の関係者は「マッコリはその特性上、消費者に古いイメージを持たれている。昨今、韓国の酒類市場の中心は若い愛酒家たち。マッコリのブランドイメージを少しでも若々しく変えられるよう努力しており、その一環が製品ラインアップの多様化」と話している。
製品ラインアップの多様化で、酒類業界は実績改善にも期待する。
麹醇堂の営業利益は2021年の83億ウォン(約9億4363万円)から2023年には47億ウォン(約5億3413万円)へと大きく減少した。
新型コロナウィルス以降、低度数の酒類が人気を得て2021年に堅調な実績を出したものの、酒類のトレンドがワインやウィスキー、ハイボールへと変化し新たな主力製品を打ち出せていないとみられる。
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