ウェブトゥーンの国際フェスの開催は業界の念願で、また政府の「漫画・ウェブトゥーン産業発展」政策の一環でもある。政府は1月、国際フェスを年内に開催し、授賞式を世界的に権威のあるウェブトゥーン賞に育てるとの構想を示していた。
第1回のグローバル・ウェブトゥーン・フェスティバルはソウル・聖水洞の複合施設「S―FACTORY」D棟一帯を会場とする。コンベンションセンターなどでなく、「ポップアップの聖地」と呼ばれる人気エリアでポップアップストアを軸に開催することで、誰でも自由に立ち寄れる開かれたイベントに育てたい考えだ。ウェブトゥーン作品・事業者別のポップアップストアをD棟内に15店以上設置し、周辺3カ所にもポップアップストアを設ける予定。
メイン会場から周辺の商店街までの通りでも展示やトークコンサート、サイン会などウェブトゥーン読者向けにさまざまなサブイベントを催す。韓国で発展したウェブトゥーンの歴史を振り返る展示や主要ジャンル・作家をテーマにした展示、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)を活用した展示、ウェブトゥーン作品のオリジナルサウンドトラックコンサートといった企画を立てているようだ。
フェス初日には授賞式「グローバル・ウェブトゥーン・アワーズ」を開催する。韓国の作家の作品にとどまらず、優れた作品を国内外から広く選定する。国際映画祭のようにさまざまな作品を招待し、その中から最高賞や新人賞などを発表する形式になるとみられる。国際的なウェブトゥーン賞としての位置付けを目指す。
政府はこのフェスに国内外から8万人以上が訪れ、ポップアップストアで18億ウォン(約2億3000万円)以上の売上高を計上すると見込む。海外からの来場者のために、会場には英語や日本語、中国語などに対応するスタッフも配置する。
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