廃線と誤認「線路で無許可撮影」ユーチューバーに注がれた非難=韓国
廃線と誤認「線路で無許可撮影」ユーチューバーに注がれた非難=韓国
チャンネル登録者数234万人クリエイターであり「小統領(小学生の大統領)」と呼ばれるドッティ(本名ナ・ヒソン・37)が、鉄道安全法違反論議について謝罪した。

1日、韓国デジタルエンターテイメント会社「サンドボックスネットワーク」は、公式アカウントに「最近当社クリエイタードッティがコンテンツ撮影をおこなう中、施設物撮影に対する事前許可を受けていない点が確認され、これに対し謝罪申し上げる」と始まる謝罪文を掲載した。

サンドボックスは「内部確認の結果、撮影地であるソウル市ヨンサン(龍山)区“三角ペッビン(白嬪)踏切”に対する製作陣の事前調査が十分でなく、廃線であると誤認し、事前許可もおこなわれていないことが確認された」と明らかにした。

それとともに「撮影過程では、万が一の安全上の問題がないよう万全を期したが、結果的に多くの方々にご迷惑をおかけすることになり申し訳ない気持ちだ」と謝罪した。

続いて「手続き上、不十分な部分があった点を認め、今後関連機関と議論し、過怠料徴収など必要な手続きがある場合、必ず対応するようにする」と伝えた。

最後に「またこのような問題が繰り返されないよう方法を模索し、全撮影過程に慎重を期すようにする」と文を終えた。

これに先立ち4月13日、ドッティは自身の社会関係網サービス(SNS)に「感性写真を撮る姿」とし、龍山駅近くの「ペッビン踏切」鉄道線路で撮影した姿を掲載した。

該当鉄道は京元線(キョンウォンソン)と京釜線(キョンブソン)を結ぶ区間で、列車が実際に通るところだ。これに、無許可で線路に入ることは鉄道安全法違反で処罰されるという指摘が出た。

該当の投稿が公開された直後、ネットユーザーは「鉄道に入るのはKORAIL(コレイル)側に許可を受けたか」「あの線路は営業線路。侵入時に過怠料が課せられる」「子どもが見るユーチューバーがこういうことをしてもいいのか」「これを見て子どもたちも真似したらどうするつもりだ」などドッティの線路無断侵入を問題にした。

鉄道安全法第48条は、線路を含む鉄道施設に許可なく出入りまたは通行する行為を禁止している。これに違反する場合、500万ウォン(約56万円)以下の過怠料が課せられる。また、鉄道施設物を撮影するためには、少なくとも7日前に韓国鉄道公社側の事前承認を受けなければならない。

特にドッティが「小統領」と呼ばれているだけに、子どもの模倣の危険があるという批判も出た。

議論になると、ドッティは該当映像を削除した。ドッティは1986年生まれで現在37歳だ。ヨンセ(延世)大学法科大学を卒業した彼は、インターネット放送やユーチューバーとしての活動で顔を知らせた。サンドボックスネットワークの共同創設者でもある。

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