医師の集団行動を巡る中央災難(災害)安全対策本部の会議で、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は「最近、研修医の一部が患者のそばに戻りつつある」と述べた。会議終了後の記者会見で朴敏守(パク・ミンス)保健福祉部第2次官も「復帰する研修医の数は多いとはいえないものの、少数の復帰者がいる」と説明した。
研修医が集団で辞表を提出してから2カ月余りがたつ。辞表が受理されず、別の医療機関に就職できないために生活苦を訴える研修医もいる。
研修医の課程を終えたフェローなどと呼ばれる専任医が病院と契約する割合も小幅ながら上昇している。保健福祉部によると、研修医を受け入れている病院のうち100カ所で、専任医の65.8%が今月2日までに契約を終えた。2月末の時点で33.6%、4月末は61.7%だった。
朴次官は医師に向け「集団行動をやめ、対話の場に出てわが国の保健医療政策を改善するための議論に参加する前向きな姿をみせてほしい」と呼び掛けた。集団行動で得られるものはないとし、あるべき場所で患者を支えるよう求めた。
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