郵便局が外国人労働者を支援、サムスン重工業の巨済造船所勤務の人材を対象に＝韓国

韓国科学技術情報通信部の郵政事業本部が造船大手のサムスン重工業コジェ（巨済）造船所と協業し、共同訓練センターに入校する非専門外国人人材（非専就業ビザのE-9所持者）を対象に、韓国生活での適応をサポートする。

非専門外国人人材は専門性の高くない職務に就く労働者で、韓国の雇用主が雇用労働部から許可を得て雇用している。

今回、郵便局は巨済造船所で働く外国人を対象に、韓国での適応に必要な医薬品やミールキットなどを提供する。入国して間もない人には、スマートフォンの契約が難しい点を鑑み格安フォンのサービスも案内する。郵便局のデビットカードや海外送金、EMS送付における割引制度なども案内する。

5月2日には、巨済郵便局の職員が巨済造船所で約20人の外国人人材を対象に、格安フォンなど郵便局の多様なサービスを案内し、支援品を提供した。

インドネシアから来た労働者は「郵便局に通帳とカードを作ってもらったうえ、故郷に送るEMSの割引についても教わりありがたい」と話した。

また巨済造船所は外国人人材を対象に入国以降3～4週間、技術関連および安全に関する教育などの特化教育を行う予定だ。