仁川液化水素プラントは、SK仁川石油化学工場内で発生する気体の副生水素を高純度の水素へと精製した後に冷却し、液化水素を生産する施設だ。年産30万トンの液化設備3基と20万トンの貯蔵設備6基を備えており、単一の工場としては世界最大規模となる。
同プラントはSK E&Sが推進している水素生態系の構築を実現した一つの成果だ。SKグループは2021年3月、国務総理主宰による第3回水素経済委員会で、仁川液化水素プラントの建設計画を発表していた。
同社は液化水素の生産だけでなく充填事業も共に推進し、水素モビリティの拡大を後押しする計画だ。このためSK E&Sと米燃料電池大手プラグパワーとの合弁会社SKプラグハイバースを中心に、全国に約40か所の液化水素スタンドを構築している。仁川市で生産された液化水素は、プサン(釜山)市やチョンジュ(清州)市など全国に設置された液化水素スタンドを通じて、安定的に供給されていく。ことしは、20か所の液化水素スタンドの運営を開始したいとしている。
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