大韓航空、B747-8i 5機を売却「運用効率の向上」
大韓航空、B747-8i 5機を売却「運用効率の向上」
大韓航空が「空の女王」というニックネームと呼ばれるB747-8i 5機を米国航空会社に売却する。既存機材を処分し、燃料効率の高いエアバスA350など、新型航空機導入で運用効率性を高めるということだ。

9日、航空業界と外信などによると、大韓航空は米国宇宙航空企業「シエラネバダ」にB747-8i 5機を売却することにした。大韓航空は前日、航空機5機を9183億ウォン(約1043億円)で処分することに決めたと公示した。

B747-8iは、米国ボーイング社が製造した旅客機モデルで、2015年から導入された大型旅客機だ。今回5機を売却すると、現在保有している9機から計4機が残る。

大韓航空は、今後B747-8iを順次全て売却する計画を以前から明らかにしてきた。大韓航空チョ・ウォンテ会長は2021年、グローバル航空専門誌「フライトグローバル」とのインタビューで10年以内にB747-8iの運航を中断するとしていた。

このような売却には、B747-8iの燃料効率が落ち、世界的に強化される炭素排出規制に従うことができないという判断が作用したと分析される。

大韓航空は最近、エアバスの次世代中大型航空機であるA350ファミリー航空機33機を注文した。前世代航空機に比べ、燃料消費量と炭素排出量が低い新型航空機を導入し運営効率化を図るという戦略だ。大韓航空はことしから2032年まで順次機材を導入する方針だ。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78