ファッション業界関係者よると、韓国アスレジャーブランド1位のXEXYMIX(ゼクシィミックス)は先月12日に日本1号店を大丸梅田店(大阪市)に、その2週間後に2号店を名古屋パルコ(名古屋市)にオープンした。
XEXYMIXの関係者は聯合ニュースの取材に対し「日本での人気が全方位に広がっており、毎年目を見張る成長をみせている」と述べた。
2019年に日本法人を設立し、20年から運営を本格化した。電子商取引(EC)大手の楽天市場に出店後、3カ月で商品ジャンル「ヨガ・ピラティス」で1位を達成する成果をあげた。21年からはポップアップストアやショップ・イン・ショップの売り場をオープンした。
日本で運営中の売り場は1号・2号店、ポップアップストア、ショップ・イン・ショップを合わせ約110カ所に上る。
日本法人の売上高は20年の25億ウォン(約2億8000万円)から22年は60億ウォンと2.4倍増加した。昨年は78億ウォンに増えた。今年は150億ウォン達成を目標に掲げている。
同社関係者は「攻撃的な事業運営に向けて昨年1~3月期より商品を70%以上増やした。既存のレディース中心の商品のほかメンズ、ゴルフなどさまざまな商品を販売する予定だ」と話している。
andar(アンダール)は22年3月に公式オンラインストアをオープンし、日本に進出した。今年2月には阪急百貨店うめだ本店(大阪市)でポップアップストアも開催した。同社関係者は「阪急百貨店など複数の企業から出店のオファーが殺到している」とし、「ポップアップストアの運営や公式店オープンなどを検討している」と述べた。
mulawear(ミュラウェア)も東京などで店舗を運営し、公式オンラインストアを展開している。
韓国のアスレジャーブランドが日本に注目する理由は、アスレジャー市場が成熟期に入った韓国とは異なり、まだ成長力があると判断したためとみられる。
あるファッション業界関係者は「過去に日本人はレギンスを運動するときだけ着たが、韓国の有名歌手・俳優のレギンスの着こなしをまねるほど大衆化している。成長の可能性が高いため市場を先取りしようと日本に進出している」との見方を示した。
日本の消費者と韓国の消費者の体形が似ており、客単価が相対的に高いことも肯定的な要因となっている。
また別の業界関係者は「日本では自国のレギンス専門ブランドが不足している」とし、日本人と似ている体形に最適化された商品を展開する韓国ブランドが強みを生かすことができると説明した。
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