金正恩氏は移動式発射台(TEL)の生産現場を見て回り、今年の生産計画と現在までの生産実績を確認。同車両を「240ミリ放射砲の武器体系の戦闘的効果を最大に保障する」ものとし、出来栄えを評価した上で「科学技術力の向上と不断の革新によって生産成果を一層拡大し、わが軍隊の砲兵の戦闘力強化を力強く加速化」するよう求めた。
朝鮮中央通信は11日、金正恩氏が前日に240ミリ放射砲の武器体系を把握し、国防工業企業所で生産した操縦(誘導)放射砲弾の発射実験に立ち会ったと報じている。
最高指導者による兵器の検証と、これに用いる車両の点検を報じることで、北朝鮮内部向けに配備を急がせるとともに、対外的には兵器売り込みに向けたお披露目の意味合いがあるとみられる。
北朝鮮は2月、国防科学院が誘導機能を備えた新型の240ミリ放射砲を開発したと明らかにしていた。
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