12日(現地時間)タイ国営放送(TPBS)によると、ノパシン・プルサワット副警察庁長はこの日、マッカサン警察署で本格的な捜査の進行状況を議論するための会議を開いた。タイ警察は容疑者3人のうち2人はそれぞれ韓国と付近の国に逃走し、残りの1人はまだタイ国内にいるものと把握している。
今月9日に韓国に逃走したA容疑者(20代・男)は12日午後7時46分ごろ、チョンブク(全北)で緊急逮捕された状態だ。
被害者Bさん(34・男)は先月30日、タイのパタヤに観光のため入国した。ホテルに宿泊したBさんは今月2日までバンコクのクラブで目撃されており、3日未明に韓国人男性2人に付いてパタヤ方向に移動する姿がCCTV(防犯カメラ)に捉えられた。3人はトラックに乗り換えた後、パタヤのマプラチャン湖付近で宿所を借りた。同日午後3時10分ごろ、容疑者2人が付近の店で200リットルの黒いドラム缶を買う姿も捉えられた。タイ警察は当時、Bさんはすでに死亡していたものと推定している。
その後、4日午後9時ごろ容疑者らはトラックに黒い布をかけて宿所から出た。タイ警察は容疑者らが貯水池付近に約1時間駐車した後に宿所に戻ったことを確認し、貯水池に潜水部を投入し遺体を発見した。
容疑者らは7日、Bさんの母親に「Bさんが薬物を水に捨て損害を与えた。300万バーツ(約1269万円)を身代金として払わなければ息子は殺害される」という脅迫電話をかけた。Bさんの母親はすぐにタイの韓国大使館に通報し、タイ警察が失踪したBさんの捜査に乗り出したことで容疑者らの犯行が明らかになった。
容疑者らはBさんと面識がなかったと推定される。TPBSは、「被害者の指がどのように切断されたのかは法医学的な結果を待たなければならない」とし、「もし死亡前に指が切断されたならば、これは拷問の一貫とみなされることがあり、死亡後ならば身元確認を難しくさせるための目的だった可能性がある」と解釈した。
一方、タイ警察は容疑者らが綿密な計画を立て犯罪を行ったものとみている。容疑者の1人は2020年からタイに8回入国しており、タイの地理に詳しいとみているとTPBSは伝えた。
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