韓国政府の3月の総支出が過去最高額を記録したことが、14日分かった。財政情報公開システム「開かれた財政」と企画財政部の「財政動向」によると、政府は3月の1カ月間に85兆1000億ウォン(約9兆7200億円)を支出し、月間ベースでは過去最高規模となった。通常、政府の財政執行は下半期より上半期に集中する傾向があるが、今年はとりわけ迅速な執行に努めてきた。3月までの総支出の予算に対する進捗(しんちょく)率は、前年比1.7ポイント上昇した32.3%に上った。
◇医学部増員 「2千人」の根拠巡り政府と医療界の対立激化
大学医学部の定員を2000人増やす政府の政策に対し、裁判所が今週中に効力停止の是非を判断する予定である中、政府と医療界は増員規模の根拠を巡ってさらに対立を深めている。政府は2000人増員について事前に十分議論し、法定機関である保健医療政策審議委員会で委員の大多数が賛成したと強調。一方、医師団体は増員規模には根拠がないと主張し、「国家の重要な大計は呪術の領域ではない。 科学的根拠と熾烈(しれつ)な論争、討議を経て作らなければならない」と批判した。
◇タイ・パタヤで発生の韓国人殺人事件 容疑者の1人をカンボジアで検挙
タイの観光地パタヤで発生した殺人事件を巡り、韓国警察庁は共犯2人と共に30代の韓国人観光客を殺害した疑いがもたれている20代の韓国人の男を14日未明にカンボジアのプノンペンで検挙したと発表した。容疑者は現在カンボジア警察に勾留されている。警察庁は容疑者の韓国送還に向け、カンボジアとタイの警察庁と協議する計画だ。これに先立ち、タイ警察は11日(現地時間)、パタヤの貯水池でプラスチック容器にコンクリート詰めにされた韓国人観光客の遺体を発見した。
◇韓中外相 韓中日首脳会談への協力確認
趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は13日、中国・北京で王毅共産党政治局員兼外相と会談した。韓国外交部によると、両氏は26~27日のソウル開催を調整している韓中日首脳会談の開催に向け、協力を続けることで一致した。今回の韓中日首脳会談は韓国が議長国を務めており、実現すれば2019年以来の開催となる。趙氏は冷え込んでいる両国関係について、「難関があっても立場の違いがあつれきに飛び火しないよう(両国関係を)慎重に管理しながら、協力のモメンタムを続けていかなければならない」と強調。北朝鮮の度重なる挑発に懸念を示し、朝鮮半島の平和と安定、北朝鮮の非核化に向けた中国の建設的な役割を要請した。
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