1~3月期における美容事業者の営業利益。左からアモーレパシフィック、LG生活健康、愛敬産業、コスマックス、韓国コルマー。青は2023年1~3月期、オレンジは2024年1~3月期。単位は億ウォン
1~3月期における美容事業者の営業利益。左からアモーレパシフィック、LG生活健康、愛敬産業、コスマックス、韓国コルマー。青は2023年1~3月期、オレンジは2024年1~3月期。単位は億ウォン
化粧品のODM(相手先ブランドによる設計・生産)を手掛けるコスマックスは1~3月期、営業利益が前年同期比229.1%増の455億ウォン(約51億8839万円)だったと発表した。韓国国内での販売と同時に米国や日本の顧客に対する輸出が増えたほか、中国法人の大幅な成長も追い風となった。

同業の韓国コルマーは、売上高、営業利益ともに4半期最大を記録した。

一方、化粧品大手のLG生活健康は営業利益が3.5%増の1519億ウォン(約173億1857万円)を記録し、2021年7~9月期以降10期ぶりに成長転換した。「ザ・ヒストリー・オブ・フー(后)」のリブランディングで、3月における中国電子商取引(EC)サイト「天猫(Tモール)」でのブランド指標が3桁成長したほか、デパートの新規顧客も3倍増えた。

アモーレパシフィック、愛敬産業も実績が回復している。

韓国の美容業界は新型コロナウイルス期間、主力市場だった中国で不振となり、2023年まで実績悪化に陥っていた。これを受け、北米や日本などの海外市場への多角化戦略に乗り出した。これに加え昨今、中国市場まで回復し1~3月期の実績改善につながったとの分析だ。

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