国家移民管理局によると、ことし第1四半期(1‐3月)にビザ免除措置を利用して中国を訪問した外国人は延べ198万8000人で、前年同期比266.1%増加となった。また、同時期の外国人へのビザ発給件数は同比118.8%増の46万6000件だった。
中国は昨年12月からフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアに対してビザ免除措置を実施。オンライン旅行会社Ctripによると、2024年第1四半期、これら6ヵ国から中国への入国者数は前年同時期の約6倍となった。その他、ことしに入ってからビザ免除措置を開始したシンガポール、タイからの入国者数もそれぞれ10倍、4倍以上の増加となった。
北京連合大学旅游学院の孫夢陽(Sun Mengyang)教授は、ビザ免除などの政策の推進が外国人観光客関連の業界に「新たな発展の機会をもたらしている」と評価。「同業界の人たちは再び忙しくなり、外国人観光客を誘致し各地域の活性化に貢献するため、全力を尽くしている」と話した。
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