給食調理員の「肺がん」、“労災”承認が86%=韓国
給食調理員の「肺がん」、“労災”承認が86%=韓国
韓国では、学校の給食室で働く調理員が高温調理時に発生する “料理ヒューム(cooking fume)”により罹患(りかん)したとされる「肺がん」は、労災(労働災害)と認定された2021年から現在まで計134件「労災承認」されたことが分かった。

「料理ヒューム」とは、高温の油を使う調理などで多く発生する有害物質ことをいう。

13日、韓国の新聞社“ヘラルド経済”が勤労福祉公団から入手した「学校給食室の調理従事者、肺がん労災処理現況」によると、2021年からことし4月まで計156件の労災申請が行なわれた中、134件が労災として承認処理された。

このような状況の中、各自治体は学校給食調理員の労働環境改善に乗り出している。

キョンギド(京畿道)教育庁は今月1日、学校給食調理員の労働環境改善のため、調理室の換気改善に乗り出した。特に、空気の流入と汚染物質排出の機能を備えた清浄システムを設置し、汚染物質の濃度をリアルタイムで測定し自動制御するシステムを構築することにした。

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