大韓商工会議所のチェ・テウォン(崔泰源)会長(SKグループ会長)は14日、東京で開かれた ”第56回日韓経済人会議”で韓国側の基調演説者として登壇した。
チェ会長はこの日、210余人の日韓経済人たちが集った席で「『このままではいけない』と考えるなら、これまでしてみることのなかったことを模索する時がきた」として、日韓関係がだんだんと回復し両国の観光客もかなり増えたが、その熱気が経済へとつながっていない点を問題として指摘した。
チェ会長は「両国が互いに重要な経済パートナーであるにもかかわらず、両国の交易は10年間 ”足踏み状態”であることに加え、かつては活発だった両国企業たちの第3国共同進出事業も減少し続けている」として、日韓経済協力の新たな方向性を模索する必要があることを強調した。
またチェ会長は「『同じ船に乗り共に川を渡る』という意味を持った四字熟語である “同舟共济”という言葉のように、韓国と日本が共に直面した危機を克服するため、互いの力を合わせなければならない」と語った。
つづけて「韓日経済協力研究のプラットフォームを作ろう」と提案し「これまで両国の協力に関する多くのアイデアが出たが、深く掘り下げられたものではないと考える。1~2人の教授や研究者だけの研究ではなく、関連したあらゆる人たちが共に論議できるプラットフォームを築くべきだ」と語った。
さらに「韓日両国が、今すぐにでもできる共同事業を成功事例として蓄積しよう」と提案し「複雑で困難なプロジェクトのかわりに容易な課題から始め成功事例を作れば、両国間の信頼を一層高めることができるだろう」と語った。
チェ会長は「韓国と日本がアジア地域経済を主導し、中国・米国・EU(欧州連合)などの主要国との関係においても緊密な協力により交渉力を高めることができるだろう」とし「明るい未来を描こうとするなら、韓国は『第2のハンガン(漢江)の奇跡』を、日本は『第2の高度成長』を成し遂げることができる」と語った。
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