談話は北朝鮮とロシアの武器取引を「最も荒唐無稽な憶測」とする従来の立場を繰り返し、「私たちの軍事技術力をどこにも輸出または公開する意向はない」と表明。「最近、私たちが公開した放射砲(多連装ロケット砲)やミサイルなどの戦術兵器は、ただ一つの使命のために作られたものだ」とし、「ソウルが無駄な考えをしないようにするために使われる」と言明した。また、急務は「輸出ではなく軍隊の戦争準備」と明らかにした。
金正恩氏は今月に入り、軍需分野の現地指導を相次いで行っている。10日に放射砲弾の発射実験に立ち会い、11~12日には第2経済委員会傘下の国防工業企業所などを現地指導。放射砲を搭載する車両を試運転し、新たに開発された小銃で試射した。14日には、戦術ミサイル兵器システムの生産現場を視察した。ロシアへの輸出の可能性を念頭に武器の量産・供給能力をアピールする狙いがあるとの見方がある。
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