韓国政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の入学定員増員に反発して研修医が職場を離脱してから3カ月近くがたつ中、教授をサポートしながら診療を行うインターンとレジデントの契約率が「ビッグ5」と呼ばれるソウルの大型病院で70%を上回った。一時は30%台まで落ち込んでいたが、倍以上に回復した。裁判所が、医療界側が定員変更などの差し止めを求めた仮処分申請を却下する決定を下したことで政府の医療改革に弾みがつき、離脱した研修医の復帰への呼び水となるか注目される。
◇キンパなど外食メニュー5品目 再び値上がり
韓国の代表的な外食メニューのうち、キンパ(韓国のり巻き)、ジャージャー麺など5品目の価格が先月再び上がったことが17日、分かった。韓国消費者院の価格情報総合ポータルサイトによると、先月、ソウルで代表的な外食メニュー8品目のうち、キンパの価格は前月の3323ウォン(約380円)から3362ウォンに値上がりした。2年前に比べ15.6%、1年前に比べ7.7%上昇した。先月はノリと味付けノリの物価上昇率がそれぞれ10.0%、6.1%と高かったため、キンパの価格はさらに上昇するとみられる。
◇金与正氏が談話 ロシアとの武器取引を改めて否定
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、北朝鮮が開発している兵器はロシアに輸出するためのものではなく、対韓国用と主張した。談話は北朝鮮とロシアの武器取引を「最も荒唐無稽な憶測」とする従来の立場を繰り返し、「私たちの軍事技術力をどこにも輸出または公開する意向はない」と表明。「最近、私たちが公開した放射砲(多連装ロケット砲)やミサイルなどの戦術兵器は、ただ一つの使命のために作られたものだ」とし、「ソウルが無駄な考えをしないようにするために使われる」と言明した。また、急務は「輸出ではなく軍隊の戦争準備」と明らかにした。
◇カードゲームパブ 青少年の出入り・雇用禁止に
女性家族部は、飲酒をしながらカードゲームができる「ホールデムパブ」や「ホールデムカフェ」について、青少年の出入り・雇用禁止の対象店舗に指定する告示が制定・施行されたと発表した。これらの店は一般飲食店として届け出が行われ、未成年者が自由に出入りできることから、青少年を賭博から守る必要があると指摘されていた。申英淑(シン・ヨンスク)女性家族部次官は「近ごろオンラインを中心に青少年の賭博経験が増加し、積極的な予防が必要だ」として「青少年が不法な射幸行為から守られるよう細心の注意を払う」と述べた。
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