韓国軍合同参謀本部は17日、北朝鮮が同日午後3時10分ごろ、東部・元山付近から朝鮮半島東の東海上に向けて短距離とみられる弾道ミサイル数発を発射したと発表した。北朝鮮は先月22日、短距離弾道ミサイルに分類される口径600ミリの超大型放射砲(多連装ロケット砲)を発射している。今年に入って北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは超大型放射砲を含め5回目となる。北朝鮮の今回の弾道ミサイル発射は中国とロシアによる首脳会談の翌日に行われた。中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は会談で、北朝鮮に対する米国と同盟国の軍事的挑発に反対する内容を盛り込んだ共同声明を採択した。
◇政府「不利益最小限に」 職場離脱の研修医に復帰呼び掛け
政府が医師不足対策として打ち出した大学医学部定員増の方針に反発し、医療現場を離れた研修医の間でわずかながら復帰の動きが出ている中、医師の集団行動に関する中央災難(災害)安全対策本部の全炳王(チョン・ビョンワン)第1統制官(保健福祉部保健医療政策室長)は17日の会見で、研修医に対し改めて早期の復帰を促した。全氏は「現在、勤務地離脱に伴う医療法違反に対する行政処分を中止している状態だが、(処分を受けるなどの)不利益を最小限に抑え、適時に研修を受けるためにも早期に復帰することを願う」と述べた。
◇尹大統領「少数与党だが萎縮しないで」 初当選者らと夕食会
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は16日、4月10日の総選挙で初当選した与党「国民の力」の関係者らと大統領公邸で夕食会を行った。総選挙では最大野党「共に民主党」が国会議席の過半数を握り、国民の力が惨敗した。尹大統領はこの席で「与党は与党としての権限がある」として、「少数与党だが萎縮しないでほしい」と呼びかけた。出席者らによると、尹大統領は国会で可決した法案に対する大統領の拒否権や政府の予算編成権などにも言及した。
◇「国家遺産庁」発足 尹大統領「未来志向型の文化財管理へ」
尹錫悦大統領は、政府大田庁舎で開かれた「国家遺産庁」の発足式に出席し、「国家遺産はそれ自体が民族のアイデンティティー」として「新たな国家遺産体系をさらに発展させ、国民の文化的自負心を高める」と述べた。また、これまでの文化財管理は遺産を保存することに集中していたが、今後は国家遺産を発掘・保存・継承すると同時に発展、拡散させる未来志向型へと進化すると説明した。国家遺産庁は17日、文化財庁から改称して新たに発足した。これにより、1962年の文化財保護法の施行以降広く使われていた「文化財」という用語も62年ぶりに「国家遺産」に変更された。
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