HD韓国造船海洋、フィリピンに洋上風力発電設備の製造拠点を構築へ=韓国
HD韓国造船海洋、フィリピンに洋上風力発電設備の製造拠点を構築へ=韓国
韓国HD現代(旧現代重工業)グループのHD韓国造船海洋は、洋上風力発電設備の下部構造物の製作と艦艇の維持・補修・操作(MRO)事業を拡大するため、フィリピンのスービック港にあるコンテナヤードの一部敷地と設備を借り入れることを決定した。今後、細かな条件を調整していく。

マニラから110キロメートル離れた場所にある同コンテナヤードは2006年に韓進重工業(現HJ重工業)が造成して以降、船舶の建造を行っていたが2019年、造船業界の世界的な景況悪化を受け稼働が中断していた。現在の所有主は米国の私募ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメントで、フィリピン海軍が基地として活用している。HD現代重工業は2022年、同地に軍需支援センターを設置しフィリピン海軍に引き渡した艦艇などのMROを行っている。

フィリピンは2030~2050年に急成長が見込まれる豪州や台湾、日本などアジア太平洋地域の洋上風力市場の中心地に位置しているため、関連設備の製造拠点として最適だという。

HD韓国造船海洋は今後、フィリピン政府との緊密な協力を通じてスービック湾コンテナヤードを洋上風力発電設備の下部構造物と船体ブロックの製作、船舶の修理が可能な海洋複合生産拠点へ育成するとしている。

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