最近、ソウル市内のウェディングホール6ヶ所の結婚式費用を確認した結果、一人当たりの飲食代は平均8万2000ウォン(約9412円)と集計された。
業者別に最低6万6000ウォン(約7576円)から最大10万8000ウォン(約1万2397円)まで価格帯が広がり、ピークシーズン(通常3~6月、9~11月)とオフシーズン(12~2月、7~8月)の間では17%ほどの差が発生した。
ホテルのウェディングホールの場合、飲食代はこれよりはるかに高い。ソウル市内ホテルウェディングホール3ヶ所の平均飲食は一人当たり16万ウォン(約1万8366万円)で、13万ウォン(約1万4922円)から高いところでは20万ウォン(約2万2958円)のところもあった。
これは10年前と比較すると、価格が2倍以上増えたものだ。韓国消費資源が2013年に発表した「結婚費用実態報告書」によると、当時一人当たりの平均食代は3万3000ウォン(約3788円)、施設費(花飾りを含む)は300万ウォン(約34万4364円)だった。
ウェディングホール施設利用料は、数百万ウォン(数十万)台から多くは数千万ウォン(数百万)台ほどであった。コンベンションウェディングホールの場合、生花装飾費用まで含めて、最低600万ウォン(約68万8000円)から1400万ウォン(約160万7000円)台に価格帯を形成した。ホテルのウェディングホールは、生花装飾と施設料、舞台演出費用を加え、2000万ウォン(約230万円)前半から3000万ウォン(約345万円)台まで値を上げた。
結婚式費用の上昇の主な原因は、新型コロナウイルスの余波と見られる。パンデミックによりほとんどのカップルが結婚式を遅らせたり、小規模なウェディングをおこない、中小規模の式場の多くが扉を閉めた。
実際多くの夫婦が最低6ヶ月から1年前にウェディングホールを予約しているが、これさえも競争が激しい。需要に比べて少ない式場にカップルが集まり、施設料が値上がりした。加えて、物価上昇も影響を及ぼしたと分析される。
このような状況のため、ご祝儀を出す側も負担は大きくならざるを得ない。通常5~10万ウォン(約5700~1万1485円)のご祝儀を出して結婚式に参列していたが、最近は飲食代を考慮し10万ウォン(約1万1485円)以下のご祝儀であれば、結婚式場に行かないのが礼儀という雰囲気が造成されている。
会社員が集まるコミュニティでは、あるユーザーが、適正ご祝儀の金額を設定した。これによると、「親しい友達」は20万ウォン(約2万3000円)以上、「職場の同僚」は10万~15万ウォン(約1万1485~1万7200円)、「知人」は5万ウォン(約5700円)を出すが、式には参列しないという話だ。
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