「富士山を撮らないで」 写真スポットに設置された黒い幕＝韓国報道

日本の名所、富士山を背景にしたあるコンビニに、富士山の展望を遮る幕が設置された。このコンビニがSNSで有名な写真スポットになると、マナーの悪い観光客が集まったためだ。

　21日、共同通信などは山梨県富士河口湖村に位置するローソン近くで富士山の展望を遮る黒い幕の設置工事が始まったと報道した。

　この目隠しは高さ2.5メートル、幅20メートルの大きさで、遮光ネットの素材だ。観光客が写真をたくさん撮るコンビニの向かい側の道路に設置され、富士河口湖当局は観光客問題が解消するまでこの幕を維持するという方針だ。

　先立ってこのコンビニはSNS上で話題となり、数多くの観光客が集まった。一部の観光客はゴミを捨てたり、交通法規を無視して車を駐車するなどマナーのない行動をした。地域当局では警備員を配置して警告表示板を立てたが、観光客が近くの病院にまで侵入して屋上から写真を撮るなどの行動が頻繁になると、富士山が見えないように幕を設置することにした。

　地域当局はCNNなど外信に「早朝から深夜まで外国人が絶えず集まっており、現地住民が日本語で注意してもコミュニケーションが不可能だ」とし、幕の設置理由を伝えた。