IAEAの核安全保障に関する会合で基調演説する韓国外交部の姜仁仙第2次官(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
IAEAの核安全保障に関する会合で基調演説する韓国外交部の姜仁仙第2次官(同部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の姜仁仙(カン・インソン)第2次官は20日にオーストリア・ウィーンで始まった国際原子力機関(IAEA)の核安全保障に関する会合で基調演説し、「韓国は国際社会の核テロの予防に向けた核安全保障強化の取り組みに引き続き参加する」として、核脅威への対応のため、IAEAに200万ドル(約3億1000万円)を支援する方針を明らかにした。

 また、ウクライナ原子力発電所の安全支援や次世代型原発の小型モジュール原子炉(SMR)に関する議論にも積極的に参加する意向を示した。

 一方、姜氏は21日にIAEAのグロッシ事務局長と個別に会談し、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水海洋放出を巡り、韓国とIAEAの情報共有が円滑に行われているとして、韓国側の専門家がIAEAのモニタリング調査に引き続き参加できるよう要請した。20日には包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会のフロイド事務局長と会談し、北朝鮮が核実験を行う場合、迅速に対応するとともに、韓国側とも協力するよう呼びかけた。


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