検察は21日午前、ソウル南部地裁が開いたソウル・カンソ(江西)警察署所属のキム警衛(警部補)による強制わいせつ容疑の裁判で「懲役1年を宣告する」と要請した。
検察は「事件関係者として会った被害者にわいせつ行為をするなど、罪質は不良だ」とし「被害者だけでなくその家族にも取り返しのつかない被害を与えた点、反省のない態度で一貫している点などを踏まえてほしい」と伝えた。
一方、被告人側は犯行を否認した。被告人側の弁護士は「いきなり大量の酒を飲んだことで酔いが回り、不適切な発言をしたことについては反省する」としながらも「被告がわいせつな発言をした時は、接触が不可能な状態だった」と語った。
被告人のキム警衛も「不適切な発言については深く反省しており、心から謝罪する」とし「しかし酒に酔って相手が誰なのかわからなくなり、強制的なわいせつ行為をしたことについて、接触した事実はない」と強調した。
キム警衛は2022年末、自身が処理していた事件の容疑者の母親に私的に会い、身体に接触し性関係を要求した容疑を受けている。
キム警衛は2022年12月末「こどもの事件を解決してあげるので会おう」として、容疑者の母親を呼びつけ酒を飲んだ。キム警衛は酒に酔い「あなたはきれいだね。一緒に寝るのはどうか」などの不適切な発言もしたことが伝えられている。
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