現代インドネシア工場の稼働率が100%超、豊富な人口とニッケル埋蔵量で主要なEV生産基地に=韓国
現代インドネシア工場の稼働率が100%超、豊富な人口とニッケル埋蔵量で主要なEV生産基地に=韓国
現代自動車は2024年1~3月期、インドネシア工場の生産能力が2万300台、生産実績は2万2520台を記録し、稼働率が110.9%に達したと明らかにした。稼働率は、114.9%の韓国工場を除く、海外工場で最大の水準となる。

これに先立ち同社は2022年、インドネシアのブカシに完成車工場を完成させた。2023年の年産台数は12万台、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域では同社にとって初の電気自動車(EV)工場となる。

2023年の稼働率は、1~3月期の50.3%から10~12月期の63.6%へと推移。2024年1~3月期に初めて100%を上回った。同社は今後、年産台数を25万台まで拡大する計画だ。

インドネシアの人口は、世界で4番目に多い2億7000万人に達する。バッテリーのメイン材料となるニッケルの埋蔵量と採掘量は世界トップレベルだ。ASEAN自由貿易地域(AFTA)に基づき同国から40%以上の部品を調達したうえで完成車を生産した場合、ASEAN加盟国に関税なしで輸出できることから、主要なEV生産拠点と見られている。

同社は2024年にインドネシアで、スポーツタイプ多目的車(SUV)タイプEV「アイオニック5」に続き、インドネシアで生産したバッテリーを搭載した「コナEV」を量産するなど生産拡大と地位確立に注力している。


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