これに先立ち同社は2022年、インドネシアのブカシに完成車工場を完成させた。2023年の年産台数は12万台、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域では同社にとって初の電気自動車(EV)工場となる。
2023年の稼働率は、1~3月期の50.3%から10~12月期の63.6%へと推移。2024年1~3月期に初めて100%を上回った。同社は今後、年産台数を25万台まで拡大する計画だ。
インドネシアの人口は、世界で4番目に多い2億7000万人に達する。バッテリーのメイン材料となるニッケルの埋蔵量と採掘量は世界トップレベルだ。ASEAN自由貿易地域(AFTA)に基づき同国から40%以上の部品を調達したうえで完成車を生産した場合、ASEAN加盟国に関税なしで輸出できることから、主要なEV生産拠点と見られている。
同社は2024年にインドネシアで、スポーツタイプ多目的車(SUV)タイプEV「アイオニック5」に続き、インドネシアで生産したバッテリーを搭載した「コナEV」を量産するなど生産拡大と地位確立に注力している。
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