東レが韓国の炭素繊維分野などに投資、2025年まで5000億ウォン=韓国報道
東レが韓国の炭素繊維分野などに投資、2025年まで5000億ウォン=韓国報道
東レと同社の韓国子会社、東レ尖端素材が、韓国産業通商資源省、キョンサンブクド(慶尚北道、およびクミ(亀尾)市と、高機能炭素繊維およびアラミド繊維、エコ素材といった成長分野に対して投資を行うため覚書(MOU)を交わしたと発表した。

東レ尖端素材は2023年、亀尾第4工場に年産3300万トン規模に達する炭素繊維製造設備3号機の増設に向けた投資を決定していた。2025年6~12月期中の稼働を目指しており、完成後は生産能力が8000トン規模に達することとなる。

亀尾第1工場は年産3000トン規模で、乾式紡糸によるアラミド繊維の生産設備2号機を増設する。これにより東レ尖端素材の年産能力は、増設分を含み5000トンとなる。価格・品質面での競争力を高め、世界での市場シェアを拡大する方針だ。

さらに半導体やバッテリー、ディスプレー、次世代モビリティなど急成長している先端産業分野でエコ素材事業を拡大することで、主力となる事業確保を加速する。

これに関し東レは韓国で、東レ尖端素材やステムコをはじめとした6社を保有している。1963年に韓国へ進出して以降、合計5000兆ウォン(約572兆7185億円)以上を投資した。


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