韓国大学教育協議会は24日午後に大学入試選考委員会を開き、各大学が提出した2025学年度大学入試施行計画の変更事項を審議・確定する。これにより、27年ぶりとなる医学部の入学定員増員が確定する。政府は増員とともに医療改革を推進しているが、政府の入学定員増員方針に反発して職場を離れた研修医は復帰しておらず、医学部の教授も政府に対し反旗を翻すなど、医療界と政府の対立は収拾のめどが立っていない。
◇韓国が来月の国連安保理議長国に 10年ぶり
国連安全保障理事会(安保理)の非常任理事国である韓国が6月の1カ月間、安保理議長国を務める。韓国が安保理議長国を務めるのは14年5月以来約10年ぶり。安保理議長国は、15の理事国が国名のアルファベット順に1カ月ずつ担当している。議長国は安保理の公式会合や非公式協議を主宰し、他の国連加盟国と国連機関に対して安保理を代表する権限を持つ。韓国は議長国を務める期間中、国連内でサイバー安全保障の議題化を進め、必要に応じて北朝鮮関連の安保理会合を随時開催する方針だ。
◇政府 韓中日首脳声明に「韓国人拉致問題解決」の明示模索
政府が韓中日首脳会談(27日、ソウル)で採択される共同声明に北朝鮮による韓国人拉致被害者、拘束者、韓国軍捕虜の問題解決を目指すとの内容を盛り込む案を模索している。複数の政府筋が明らかにした。政府筋は「2018年と19年の韓中日首脳会談後の共同声明に日本人拉致問題の解決が含まれた」とし、「今回も日本が拉致問題を盛り込もうとする可能性が高いため、韓国人拉致被害者についても同じ部分で言及すればよい」と説明した。
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