イ・オスク全北消防本部長が27日付の人事決定で女性として初めて消防公務員としての最高位職である消防監に昇進した。消防監は一般職公務員の場合は理事官(2級)、警察の場合は治安監に当たる階級で、消防監の階級定員は消防庁6人、市道消防本部長10人。
消防公務員の中で女性が消防監以上の高位職に就いたのは1948年の韓国政府の樹立以降、イ・オスク本部長が初めてだ。
チュンチョンナムド(忠清南道)プヨ(扶余)市出身のイ・オスク本部長は、ハンナム(漢南)大学校行政学科4年に在学中だった1988年、消防士公開採用でテジョン(大田)消防に配属され、2009年から消防防災庁で勤務に当たり、消防庁救急品質係長、テグ(大邱)北部消防署長、消防庁新型コロナウィルス緊急対応課長、カンウォンド(江原道)消防学校長、消防庁スポークスマンなど、主要職務を歴任してきた。
特に2002年から約3年間にわたり、大田北部消防署クンドン(宮洞)119安全センター長を歴任し、2018年大邱北部消防署長に任命され、最年少女性消防署長の記録を更新した。新型コロナウィルスの感染拡大期以降は約3年間にわたり消防庁の新型コロナウィルス感染症緊急対応課長を務め、国民の安全と救急隊員の保護のために陣頭指揮を行った。イ・オスク本部長は昨年、女性初の消防庁報道官に任命された。
今回の消防監任命は、報道官としての優れた危機管理能力と組織内のコミュニケーション能力が認められてのものだ。また、変化するメディア環境に合わせ、消防の主要政策と現場を様々なコンテンツの形で国民に伝えるべく努力し、革新的な消防広報を行ってきたとの評価を受けた。同時に、国民に対する政策説明の強化や、外信プレスツアーを企画するなど国内外の消防のイメージの向上に大きく寄与したとの評価も受けた。
イ・オスク本部長は「国民の安全のためには現場と政策のどちらもおろそかにできない」と述べ、「より重い責任感で全北特別自治道民と消防活動に当たる同僚たちの安全を守り、『国民に寄り添う心強い消防』を実現するために最善を尽くす」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107