訪韓の岸田首相、胸につけた「青いリボンのバッジ」の意味は?
訪韓の岸田首相、胸につけた「青いリボンのバッジ」の意味は?
岸田文雄首相は第9回日中韓首脳会議出席のために1泊2日の日程で訪韓した。岸田文雄首相は昨年5月の訪韓時と同じように「青いリボンのバッジ」を着用して注目を集めた。

韓国大統領室によると26日、岸田文雄首相は同日午後、ソウル空港を通じて入国した。岸田文雄首相の訪韓は昨年5月の日韓首脳会談以来、約1年ぶりとなる。

岸田文雄首相は、ソウル・ヨンサン(龍山)の大統領室でユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と会って二国間会談を始めた。この会場で尹錫悦大統領に会った岸田文雄首相のスーツの左襟に青いリボン模様のバッジがついていた。

この青いリボンのバッジは、日本において長期未解決課題である「日本人拉致被害者」問題を象徴する。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」で作られたもので、北朝鮮に拉致された日本人の釈放と救出を促す意味を持っている。青色は拉致被害者と家族、日本人らが日本と北朝鮮の間の海を眺めながら再会を待つという意味が込められている。

岸田文雄首相はじめとして、前任の菅義偉元首相、安倍晋三元首相も公式的な場面で青いリボンを着用してきた。

韓国統一部も拉致被害者・抑留者・国軍捕虜の安全な送還を祈願し、これら家族の痛みを広く知らせるために、1月に青色の3輪のワスレナグサのバッジを製作した。ワスレナグサの花言葉は「私を忘れないで」である。

尹錫悦大統領は3月の国務会議でこのワスレナグサのバッジを着用していた。この日岸田文雄首相と会ったときは、大韓民国の太極旗が刻まれたバッジだけをつけて登場した。

韓国と日本は27日に開かれる日中韓首脳会議で、北朝鮮の核の脅威と拉致被害者問題の解決などのために、中国の協力を要請する予定だ。

岸田文雄首相はこの日、日本から韓国に出発する前に記者らと会って、「北朝鮮の核・ミサイル、日本人拉致被害者問題について議論して、緊密な意思疎通を模索しようと思う」と伝えた。

なお、尹錫悦大統領はこの日、冒頭発言を通じて「日韓国交正常化60周年の来年には日韓関係を一層跳躍させる歴史的な転機が用意されるよう、首相と私が心をひとつにして準備して行ってほしい」と述べた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99