ソウルの国立現代美術館で開かれた夕食会であいさつする尹大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ソウルの国立現代美術館で開かれた夕食会であいさつする尹大統領(大統領室提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は26日、韓中日首脳会談に出席するため訪韓した日本の岸田文雄首相、中国の李強首相との夕食会で、「今回の会談をきっかけに3カ国首脳が毎年会って意思疎通し協力することを期待する」と述べた。韓国大統領室の報道官が明らかにした。

 尹大統領は「3カ国は古くからの隣人として長い歴史を共にし、漢字、お茶、箸など文化的な共通点があり、互いに多くの影響を与え合い、共に成長してきた」と強調し、3カ国協力の象徴としてトキに言及。「一時は絶滅寸前だったトキの保護のため3カ国が協力した結果、個体数が増加し、3カ国で生息している」とし、「トキが3カ国協力の象徴になったように、首脳会談を機に3カ国の国民が恩恵を体感できる実質的な成果が導き出されることを期待する」と述べた。

 また、韓国のK―POP、日本のアニメーション、中国のパンダを好む3カ国の若者が活発に交流しているとし、「3カ国協力が成熟するためには、未来世代である若者の協力が何よりも重要だ。若者が未来志向の協力を開拓していけば、3カ国協力の明るい未来が大きく切り開かれると思う」と強調した。

 夕食会では3カ国の陶芸家が各地域の技法などを交流して制作した作品が展示され、3カ国の子どもたちによる合唱が披露された。


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