ソウル市内の産後ケア施設の新生児室(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内の産後ケア施設の新生児室(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が29日に発表した「人口動向」によると、今年1~3月期の出生数は前年同期比6.2%減の6万474人で、1~3月期としては過去最少となった。

 1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、前年比0.06ポイント下落した0.76だった。1~3月期としては過去最低で、初めて0.8を割り込んだ。合計特殊出生率は全ての広域自治体(17市・道)で減少した。

 出生数は年末になるにつれて減少する点を踏まえると、今年の合計特殊出生率はさらに低くなる可能性が高い。

 昨年の合計特殊出生率は0.72で、1~3月期は0.82、4~6月期と7~9月期はいずれも0.71、10~12月期は0.65だった。

 統計庁が予想した今年の合計特殊出生率は0.68だ。

 政府は2022年8月から約1年間、婚姻件数が増加したことなどを基に、今年下半期の出生数が増加する可能性に注目している。結婚から第1子出産までの平均期間は2.53年だ。

 一方、今年3月の出生数は1万9669人で、前年同月比7.3%減少した。3月としては過去最少で、2万人を下回ったのも初めて。

 死亡数は前年同月比7.6%増加した3万1160人だった。

 これにより、3月の人口は1万1491人の自然減となった。人口の自然減は19年11月から53カ月連続。 


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