これによると、韓国における科学技術人材の規模は2023年4月時点で約196万人となり、それまでの4年間で年平均5.3%増加した。また理工系の学士・修士・博士号所持者は566万人と、4年間で年平均3.6%増加した。
この結果について同協会は、科学技術分野の高等教育機関における人材育成が、雇用創出の速度に追いついていないことを示唆していると分析した。
韓国の科学専門家は10万3000人と、4年間で年平均7.4%増加した。年齢の分布を見ると、20~30代が69.2%と若い層の割合が高かった。月平均賃金は440万ウォン(約50万7800円)。男性や博士号取得者といった高学歴の層を中心に、賃金水準が高いことが分かっている。
ICT(情報通信技術)の専門家は40万1000人で、4年間で年平均5.6%増加した。また工学専門家は73万6000人と4年間で年平均6.2%増加している。
同協会のキム・ソンエ雇用政策チーム長は「昨今、産業界で科学技術人材の需要が急増しているが、人材の供給不足とミスマッチの問題が残る。今後は科学技術分野の人材難が深刻化することによって、国としての競争力が低下することが不安要素となる」と述べた。
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