水素燃料車普及へ動き出す現代自動車、生産増やし海外との協力を強化=韓国
水素燃料車普及へ動き出す現代自動車、生産増やし海外との協力を強化=韓国
現代自動車が、トラックやバスといった商用車を中心に新車を発売し、生産規模を拡大している。5月20日(現地時間)には、米国ラスベガスで開催された商業用車両の展示会「ACTエキスポ2024」に参加し、商用化に向け開発した水素電気トラックのコンセプトモデルを披露。またチョンジュ(全州)工場で生産する水素バスの年産規模を、500台から最大3000台まで拡大した。

同社は既存の水素燃料電池システムのブランド「HTWO」を、現代自動車グループの水素バリューチェーン事業のブランドへと昇格させたほか、水素商用車事業を拡大するため、北米で物流運送事業を本格化させている。

市場拡大は、海外との協力を通じて行う。現代自動車グループのチョン・ウィソン(鄭義宣)会長は、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領と面談し、2023年12月にUAEの政府系ファンドと交わした水素などの事業で協力するための覚書(MOU)について対話を行ったという。

業界の関係者は「水素燃料車でまず解決すべきはインフラ構築の問題。充電インフラネットワークを確保しつつ、燃料電池技術などを開発する過程で水素を利用する商用車を事業の中核としていくのが妥当だ」と述べている。



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