「医師の先輩たち、お金をちょっと」…直属の後輩と詐称して600万ウォンをだまし取った20代の専攻医、結局は=韓国
「医師の先輩たち、お金をちょっと」…直属の後輩と詐称して600万ウォンをだまし取った20代の専攻医、結局は=韓国
プサン(釜山)市の20代の辞職専攻医が生活苦を訴え、先輩医師たちから600万ウォン(約68万4528円)に達する後援金をだまし取っていたことが分かった。数十人の被害者のうち、一部は警察に告発したという。

30日、釜山A大学病院などによると、2月に辞職届を提出したこの病院のリハビリ医学科4年目の専攻医B氏は今月、医療人オンラインコミュニティを通じて先輩医師たちに生活苦を訴え、後援金を要請するメッセージを送った。

この過程でB氏は専門医たちに同じ病院の同じ科の後輩であるかのように詐称し、実際に在職していた病院と専攻科を明らかにしなかった。このような手口でB氏は先輩医師から10万~20万ウォン(約1万1408~2万2817円)、多くは50万ウォン(約5万7044円)ずつ後援金を送金され、わずか2週間で計605万ウォン(約69万232円)を手にした。

しかし、B氏のメッセージを不審に思ったある医師が、コミュニティに疑惑の書き込みを掲載し、B氏の詐欺行為が明らかになった。

B氏はコミュニティを通じて「単純に同じ科の専攻と言えば専門医(先輩医師)が後援をしてくれそうなので詐称することにした。被害回復のために最善を尽くし、今後は捜査機関の調査に誠実に臨む」と伝えた。

さらに「事態収拾のために後援名目で受け取った金額の3分の1ほどを再び返還し、残った後援金も返す」と記した。後援者の意思が確認されない金額は大韓医師協会に寄付するなど、受け取った後援金全額は一切使わないと明らかにした。
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