プサン(釜山)のある大型スーパーの駐車場に積んであった携帯用ガスボンベが相次いで爆発する事故が発生し、近隣の住民らが避難する騒ぎが起こった。

消防当局によると、31日の午前11時39分ごろ、釜山市カンソ(江西)区のある大型スーパーの駐車場で、ガスボンベが連続爆発する事故が発生した。この事故で、近くに停めてあった車約10台に火が燃え移り、窓ガラスが割れるなど9030万ウォン(約1020万円)相当の被害が発生したが、人命被害はなかった。

この事故で爆発したブタンガスは7300個に達したと伝えられた。爆発当時、大きな轟音(ごうおん)とともに煙と火柱が噴き上がり、消防署への通報が殺到した。

当時、近隣の店に勤務していたAさんは「『ボンボン』と爆発する音が5分から10分ほど続いた」と語り、「近くの商店街の店員らも皆避難し、炎が燃え広がるのではないかと思って店の前に広げておいた椅子を全て畳んだ」と話した。

近くでカフェを経営しているBさんも「最初は飛行機事故かと思うほど爆発音が激しかった」と話し、「119通報をしようとしたが、他の人たちも皆通報していて電話が全く通じなかった」と驚いていた。

事故の通報を受け、消防士97人とポンプ車など27台が投入され、火は事故発生から約20分後の午前11時55分ごろに鎮火した。

今回の火災は火のついたタバコの吸い殻が原因だとみられており、警察と消防では正確な火災の原因を調べている。
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