韓国政府「北朝鮮、挑発止めなければ耐え難い措置を」

韓国政府は最近、北朝鮮の相次ぐ挑発に対して「北朝鮮が止めなければ、政府は北朝鮮が耐え難い措置を取る」と先月31日、警告した。

　この日、韓国統一部は最近の北朝鮮の挑発に関する政府の立場を発表し、「この後発生するすべての事態の責任は、全面的に北朝鮮にあることを厳重に警告する」と明らかにした。

　政府は「北朝鮮が今週に入って大量の汚物風船の散布、GPS電波撹乱攻撃、弾道ミサイルでの挑発など、韓国側に向かって非常識で非理性的な挑発行為を持続していることに対して強い遺憾を表明する」と述べた。

　続いて「このような一連の挑発は北朝鮮政権の実体と水準を自ら全世界に自白したものであり、北朝鮮体制内部の政策失敗を外部のせいにしようとする術策で、このやり方では決して北朝鮮が望む結果を得ることはできないだろう」と話した。

　北朝鮮は5月27日、軍事偵察衛星の打ち上げに失敗した後、28日夜からタバコの吸殻や堆肥などを入れた汚物風船を韓国に送るなど、相次ぐ挑発に乗り出している。30日には超大型放射砲18発を発射し、GPS（衛星位置確認システム）の電波撹乱も30日まで3日間続いた。