脱北者団体「自由北韓運動連合」のメンバーがビラを大型風船にくくり付け北朝鮮に向けて飛ばしている(資料写真、同団体提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
脱北者団体「自由北韓運動連合」のメンバーがビラを大型風船にくくり付け北朝鮮に向けて飛ばしている(資料写真、同団体提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」は3日、聯合ニュースに対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が韓国に向けて汚物などをくくりつけた風船を飛ばしたことを謝罪すれば、北朝鮮へのビラ散布を暫定的に中断することを考慮すると明らかにした。

 同団体は北朝鮮に向けて金正恩体制などを批判するビラを大型風船にくくりつけて飛ばしてきた。先月10日にはビラ30万枚とK―POPや韓国の大衆音楽「トロット」の曲などを収めたUSBメモリー2000個を風船で飛ばした。

 韓国側のビラ散布に強く反発してきた北朝鮮は先月28日から今月2日にかけ、汚物やごみなどをぶら下げた計約1000個の風船を韓国に飛ばした。韓国政府は2日、対抗措置として南北軍事境界線付近で拡声器による宣伝放送の再開も排除しない方針を表明。これに対し北朝鮮は風船散布を暫定的に中断すると表明する談話を発表した。ただ、韓国側のビラ散布が再開された場合、「発見された量と件数に応じて100倍の紙くずと汚物を再び集中散布する」とし、ビラ散布の中止を条件に掲げた。


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