2023年の製造業の10大品目別の輸出実績。上から半導体、自動車、石炭・石油製品、基礎化学物質、電気設備、一般目的用機械、鉄鋼一次製品、電子表示設備、合成樹脂・合成ゴム、船舶、総輸出額。単位は億ドル。2023年は輸出額と割合(%)
2023年の製造業の10大品目別の輸出実績。上から半導体、自動車、石炭・石油製品、基礎化学物質、電気設備、一般目的用機械、鉄鋼一次製品、電子表示設備、合成樹脂・合成ゴム、船舶、総輸出額。単位は億ドル。2023年は輸出額と割合(%)
韓国貿易協会が発表した報告書「2023年の輸出における、国民経済への寄与効果分析」によると2023年、韓国の輸出は生産・付加価値・雇用効果を誘発し国全体の経済成長で中核的な役割を担った。

2023年における輸出の経済成長寄与度は1.17ポイントで、同年の経済成長率(1.36%)の86.1%を輸出がけん引した。実質国内総生産(GDP)に輸出が占める割合も、2020年以降最大の35.7%に達した。

輸出が誘発した生産額は2020年以降、年平均7.4%増加し2023年は1兆2000億ドル(USD、約188兆7150億円)を記録したとみられる。

生産誘発額を品目別に見ると、自動車が2313億ドル(約36兆3748億円)でもっとも多く、これに1434億ドル(約22兆5514億円)の半導体、774億ドル(約12兆1721億円)の基礎化学物質などが続いた。2022年、付加価値を誘発した品目のトップは半導体だったが、2023年は659ドル(約10兆3635億円)の自動車がトップに立った。

同協会は「額が減少した輸出による経済成長への寄与が高かった理由は、輸出量の堅調な増加、経済波及効果が高い品目の輸出増だ。自動車・一般目的用機械など付加価値・雇用誘発効果が大きな品目の輸出が好調で、半導体不振による損失を最小化した」と述べている。

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