米モバイルデータ分析企業のdata.aiによると、日本のアプリマーケット(グーグルプレイ、アップストアなど)での5月の消費者支出額を調査した結果、LINEマンガが全アプリの中で最も高かった。消費者支出はアプリマーケットで発生した収益全体を指す。
2位は韓国インターネットサービス大手、カカオ傘下のカカオピッコマが運営する電子漫画・ノベルサービス「ピッコマ」で、3位以下はゲームアプリの「モンスターストライク」「Fate/Grand Order」「崩壊:スターレイル」などが続いた。
LINEマンガは昨年5月までこれらのアプリに押されて5位にとどまっていたが、1年で競合のピッコマを破ってトップに躍り出た。
アプリ内決済の割合が高く、売り上げ上位を占めるゲームアプリを抜いて漫画・ウェブトゥーン(縦読み漫画)プラットフォームが上位圏に浮上したのは、それだけ日本でデジタル漫画やウェブトゥーン市場が拡大しているためといえる。
LINEマンガは2013年に日本で初めてウェブトゥーンサービスを開始した。
これまで多くの韓国人気ウェブトゥーンを日本に紹介し、昨年は「入学傭兵」「略奪された花嫁」「再婚承認を要求します」「真なる男」など、人気作の月取引額が1億円を超える成果を上げた。
日本で発掘した作品を海外プラットフォームに紹介するクロスボーダー戦略も推進している。「神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~」は先月に韓国のネイバーウェブトゥーンで公開され、来月には北米でもサービスが始まる予定だ。
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