韓国とアフリカ連合(AU)議長国のモーリタニアが共同議長を務めた今回の会議にはアフリカ48カ国と4の国際機関が参加。会議を機に採択された共同宣言には「韓・アフリカ重要鉱物対話」の設置が盛り込まれた。
重要鉱物対話が軌道に乗れば、重要鉱物の安定供給に向けたアフリカ諸国との協力が大きく強化されるものとみられる。
記者会見で尹大統領は「韓国とアフリカ諸国は経済連携協定(EPA)と貿易投資促進フレームワークの締結を通じて互恵的な貿易と投資協力をさらに拡大し『同伴成長』を成し遂げていく」と宣言した。
また「韓国はアフリカ各国の実質的な需要に応じて、より効率的な有償・無償の援助システムを発展させていくことにし、そのため2030年までに100億ドル(約1兆5500億円)水準に政府開発援助(ODA)の規模を拡大していく」と述べた。
さらに「韓国企業のアフリカ進出を図るために約140億ドル規模の輸出金融も関連企業に提供する」とし「これを土台にわが国の優秀な企業がアフリカに活発に進出し持続可能なインフラの拡充に寄与するだろう」と期待を示した。
国際平和と安全保障のための連帯の必要性も強調した。尹大統領は「アフリカの首脳と代表らはアフリカの平和と安保のための韓国の寄与を高く評価した」とし「韓国は国連安保理の非常任理事国に選出されたのを機に国際社会におけるアフリカとの協力をさらに強化していく」と表明した。
尹大統領は今回の共同宣言について、「韓国とアフリカが共に作る未来に向けた協力の羅針盤になるだろう」と紹介。また「2026年には韓・アフリカ外相会議を開催して今回の首脳会議の成果を点検し、次期首脳会議の開催も協議する」と述べた。
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