4日MBCによると、息子のAさんは昨年3月から認知症のある母親の世話をする70代の療養保護士B氏を雇用した。B氏は自宅を訪問し母親を風呂に入れたり食事を与える役割をした。
家族はB氏が暴行をするという事実を昨年11月末に知った。部屋の中に設置したCCTVにB氏の行動がはっきりと映っていたという。偶然見た画面の中には6か月間にわたり続いた暴行と虐待の過程が映っていた。1か月間記録された映像から確認された暴行だけで30件を超えた。
AさんがMBCを通じ公開した映像にはB氏が横になっている母親の顔、腕などを拳で殴る様子が映っていた。また、足で蹴り、長い棒で叩いたりもした。
Aさんは、「(母親の)腕にはあざがあった」とし、「年を取ると皮膚が薄いため、そのようなもの(あざ)ができたのだと思っていた」と話した。
しかし暴行の痕跡についてB氏は、「ケアをする過程だっただけで、殴る意図はなかった」と話したと伝えられた。
家族は、療養保護士が仕事が大変だと言ったため給料まで上げていたと嘆いた。
この療養保護士を紹介した訪問療養センターは虐待と関連した犯罪の履歴がなく、虐待予防教育をしたものの犯行事実を知ることはできなかったと明らかにした。
管轄区庁は療養保護士が所属する老人福祉施設に対し営業停止6か月の行政処分を検討している。
検察はB氏を老人福祉法違反の容疑で拘束し懲役1年を求刑した状態で、今月20日に宣告を控えている。
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