SKガスがLNG・LPG兼用の複合発電所を試運転、下半期に商用運転を開始=韓国
SKガスがLNG・LPG兼用の複合発電所を試運転、下半期に商用運転を開始=韓国
ガス大手のSKガスは、同社が投資した液化石油ガス(LPG)液化天然ガス(LNG)兼用のガス複合発電所「ウルサン(蔚山)GPS」のガスタービンの試運転を開始したと発表した。

 「蔚山GPS」は5月1日、LNG燃料を燃焼して400メガワット級のガスタービン2基を稼働していた。今回は、石油製品・天然ガス複合ターミナル「コリアエナジーターミナル(KET)」が4月に初めて受け入れたLNGが使われている。ターミナルと発電事業インフラの連動を成功裏に行ったことになる。

 蔚山GPSは、SKガスが1兆4000億ウォン(約1578億1116万円)を投資した2022年3月に着工した。発電容量は1.2ギガワット。KETから、年間90万~100万トン規模のLNGの供給を受ける。

 さらに蔚山GPSは最新の高効率設備が導入されている。環境汚染物質の削減と無炭素電源導入計画が認められ2022年、韓国企業評価による環境・社会・企業統治(ESG)認証のグリーン金融分野における最高等級のG1を、韓国のガス複合発電所としては初めて獲得した。

 2024年、SKガスは蔚山GPSのLPG燃料を使ったガスタービンやスティームタービンを稼働させるなど、総合的な試運転を開始する。またKETの運営安定化を経て、6~12月期中にLNG発電の商用運転を行う予定だ。

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