ソンギュングァン(成均館)大学の教職員と付属病院の教授らが、研究費や業務推進費の用途に使われなければならない法人カードをルームサロンで使用し、教育省の監査により摘発された。

教育省が5日に公開した「学校法人成均館大学および成均館大学財務監査」の結果によると、成均館大学の付属病院であるサムスンチャンウォン(昌原)病院の教授2人が2020年の4月から2023年の3月まで計4回にわたり190万ウォン(約21万6000円)をルームサロンで法人カードで決済していた。

付属病院の法人カードの使用指針によると、ルームサロンやキャバクラ・ゴルフ場などでは法人カードの使用が制限される。業務関連の理由でやむをえない場合にのみ法人カードの使用ができ、この場合には客観的な資料や証拠を備えなければならないと明記されている。しかし、教育省の監査の結果、病院の予算執行担当者らはこの決済内容に対する釈明資料を別途に要請していなかったことが確認された。

教育省はルームサロンで法人カードを使用したサムスン昌原病院の教授2人を懲戒措置とし、ルームサロンで使った190万ウォンを回収するよう成均館大学の総長に要求した。教職員と教授らに釈明資料を請求しなかった予算執行担当者には注意処分を下した。

成均館大学産学協力団の教員6人も2020年の11月から2022年の12月まで、研究費名目で使用されなければならない法人カードを公休日や深夜に使ったり、ルームサロンで使用していたことが確認された。この教員らは計6回にわたり不適切な時間や場所で120万1400ウォン(約13万7000円)を決済していた。教育省は「これも成均館大の法人カードの使用指針に違反した行為」と指摘した。

教育省は成均館大学に2件の機関警告を下し、計4573万ウォン(約521万円)の回収措置を要求した。

一方、教育省はこの日、成均館大の監査結果とともに「学校法人チュンアン(中央)大学および中央大財務監査」の結果も公開した。監査の結果、中央大学医療院傘下の中央大学病院と中央大学クァンミョン(光明)病院の教授9人が法人カードを個人的な薬品の購入など、私的に計1571万4240ウォン(約179万円)を使用していたことが分かった。教育省はこれら教授9人に対して使用金額を考慮し懲戒処分を下すことを中央大総長に要求した。
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