「北朝鮮は2度にわたり汚物風船を飛ばした後に暫定中断を宣言したが、(脱北者団体の)対北ビラ散布により再び挑発に乗り出すのではないか」という見方が出ている。
“脱北民たちの前衛隊”を自称する韓国の脱北者団体“自由北韓運動連合”は「きょう(6日)の午前0時から1時の間にキョンギド(京畿道)ポチョン(抱川)で『8000万民族でも三千里錦繍江山(南北朝鮮)でもない。韓国は不変なる主敵であるのみだ』というキム・ジョンウン(金正恩・北朝鮮総書記)の妄言を糾弾する対北ビラを北朝鮮に送った」と明らかにした。
自由北韓運動連合は「金正恩はこの数日間、1000個のアドバルーンに15トンの汚物・ゴミをつけて韓国全域に無差別に散布し、5000万国民(韓国民)を最悪に侮辱し辱(はずかし)めた」と批判した。
つづけて「われわれは事実と真実、愛と薬と1ドル紙幣、ドラマとトロット(韓国演歌)を保存したUSBメモリーを送ったが、汚物とゴミを送った野望に満ちた金正恩はまだもって一言の謝罪もしていない」とし「前代未聞の悪行を犯した金正恩は『対北ビラを送るなら、汚物・ゴミを100倍送ってやる』と逆ギレするなど、最低な三流チンピラも恥ずかしくて見てられない恐喝・脅迫をしている」と非難した。
また「金正恩が謝罪しないかぎり、自由北韓運動連合は愛する北朝鮮同胞たちに真実と手紙、自由の手紙である対北ビラを送り続ける」として、今後も引き続き対北ビラを散布することを公言した。
自由北韓運動連合が送った対北ビラには、金正恩総書記と妹のキム・ヨジョン(金与正)労働党副部長、そして北朝鮮が韓国側に送った汚物風船の写真とともに「お兄ちゃん、あんまりにもひどいんじゃないの」「大丈夫だ」などの文言が綴られていた。
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