尹大統領はこの日、国立ソウル顕忠院(国家功労者が祀られた国立墓地)で、“大韓民国を守り抜いたあなたの犠牲を記憶します”という主題で開かれた第69回顕忠日追悼式に出席し、追悼の辞を通じて「大韓民国は今、世界で最も明るい国になったが、休戦ラインの北側は世界で最も暗い暗黒の地となった」と指摘した。
尹大統領は「まさにここからわずか50キロメートル離れた場所に、自由と人権が無惨(むざん)にはく奪され飢えの中で生きている同胞たちがいる」とし「北朝鮮政権は歴史の進歩を拒んで退行の道を歩み、われわれの生活を脅かしている」として、北朝鮮住民ではなく “北朝鮮政権”を批判した。
つづけて「西海(黄海)上での砲撃やミサイル発射につづき、最近では正常な国なら恥ずかしいことこの上ない卑劣な方法の挑発まで敢行している」とし「政府はこのような北朝鮮の脅威を、決して黙って見過ごすことはない」と語った。
また「鉄のような対備態勢を維持し、断固かつ圧倒的に挑発に対抗していく」とし「より一層強化された韓米同盟と国際社会との協力を基に、国民の自由と安全を強固に守っていく」と強調した。
さらに「平和は屈従ではなく、力により守るものだ」とし「われわれの力がより強まってこそ、北朝鮮を変化させることができる」とあらためて強調した。
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