製紙大手のモナリザ、インドネシアの製紙大手に売却=韓国報道
製紙大手のモナリザ、インドネシアの製紙大手に売却=韓国報道
私募ファンドのモルガン・スタンレー・プライベート・エクイティ(MSPE)がこのほど、製紙事業を手掛ける韓国企業モナリザの大株主で衛生用品の製造・販売を手掛けるMSSホールディングスの持ち分100%を、インドネシアの製紙大手アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)に4000億ウォン(約455億1208万円)で売却する内容の株式売買契約を締結した。

MSSホールディングスは2023年末時点で、モナリザの持ち分50.99%を有していた。これとは別に、製紙会社の双竜C&Bの持ち分も100%保有している。

これに先立ち2014年にモナリザを買収したMSPEは2017年と2022年、モナリザの売却を試みたが、いずれも不発に終わっている。

今回、モナリザを買収したAPPは世界10位圏内に入る製紙大手だ。パルプ、紙、包装紙などを、韓国をはじめとした約150か国へ輸出している。APPはモナリザと双竜C&Bを買収することで、韓国のトイレットペーパー市場におけるシェアを引き上げ、パルプ・紙製造といった本業との相乗効果を狙うとみられている。

モナリザは「自然のままがいい」などをはじめとしたトイレットペーパーブランドのほか、マスクやおむつを製造する企業として、1977年に設立された。一方、双竜C&Bは1978年設立で、「コディ」ブランドで有名だ。




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