「一方的な暴行ではない」教頭暴行小学生の保護者が反論=韓国
「一方的な暴行ではない」教頭暴行小学生の保護者が反論=韓国
最近、韓国チョルラブクド(全羅北道)チョンジュ(全州)市のある小学生が、教頭のほおを殴って悪口を言うなど、教権侵害論議が浮上した中、全羅北道教師労組が「一方的暴行ではない」という小学生の両親の主張に再反論した。労組側は、児童の教権侵害が正当化されることはないという立場だ。

7日、全羅北道教師労組チョン・ジェソク委員長は自身のFacebookに「お母さん!担任の先生は児童を殴っていません」という文と共に、その児童の母親が、メディアとインタビューをした画面写真を共有した。

チョン委員長は「担任が該当児童に“不当ならおまえも殴れ”、“おまえは出て行け”と指示していない」とし「教頭のほおを数回殴る、手首を噛む、顔に唾を吐く、担任にビンタをし、教育活動を侵害し、他の児童を殴り、他の児童の学習権を侵害することが何らかの理由で正当化されることはない」と述べた。

チョン委員長があげたSBS報道写真には、該当児童の親が「先生が殴った」とし「(先生が)悔しかったらお前も殴れ」、「おまえは出て行け」と児童に言ったという主張が込められていた。この保護者は「親として悲しいことだが、真実を明らかにする可能性がある」とし、「子供が一方的に先生を殴ったとは考えられない」とした。学校にも問題があり、子供が問題行動を示したという主張だ。

しかし学校側は、該当児童が転校してすぐに、授業を無断欠席し、教師に悪口と暴力を行使したと主張した。全羅北道教師労組は今月6日に発表した声明で「該当児童は、頻繁な遅刻および無断早退、教員に向けた暴行および虐待、校内学生らに対する暴力および虐待などをおこなった」とし「学校は、児童分離措置および分離未履行時の生活指導告示に基づき、保護者に引き継ぎ指導をしたが、この過程で児童の暴行および侮辱、保護者から児童虐待の通報の脅迫を受けている」と伝えた。

チョン委員長は「情緒行動危機児童に必要なのは“登校”ではなく“治療”だ。強制転学は根本的な解決策にはならない」とし「全州市役所児童虐待専担チームの統合事例会で、親の児童虐待(放任)を認めてもらえず、児童が必要な治療を受けていない」と訴えた。

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