大統領室が北朝鮮の風船散布に対応するためNSCを開くのは、2日に張虎鎮(チャン・ホジン)国家安保室長の主宰で緊急開催して以来、1週間ぶり。張氏は2日の会議後の会見で風船散布などの挑発行為を止めなければ、北朝鮮にとって「耐え難い措置」を取ると警告していた。
耐え難い措置は、北朝鮮軍兵士に与える心理的影響が大きいとされる軍事境界線付近での拡声器を使った宣伝放送などを指す。韓国政府は4日に南北軍事合意の効力を停止し、宣伝放送などへの制約を解いた。
北朝鮮は先月28~29日と今月1~2日、韓国に向け汚物などをぶら下げた大型風船計約1000個を飛ばした。今月2日に風船散布の暫定中断を発表したが、韓国の民間団体が6~7日に金正恩(キム・ジョンウン)体制を非難するビラなどを飛ばしたことから8日に風船散布を再開した。
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