韓国軍はこの日、北朝鮮がごみなどの汚物をぶら下げた大型風船を韓国に向けて飛ばしたことへの対抗措置として、北朝鮮に向けた宣伝放送を6年ぶりに実施した。
金与正氏は「われわれの行動は9日中に終わる計画だったが、状況が変わった」と表明。8~9日に約1400個の風船で7.5トンの紙くずを韓国に向けて散布したとして、「紙くずを散布しただけで、政治的な性格の扇動はしていない」と主張した。また、韓国が宣伝放送を再開し、「新たな危機環境をつくった」と非難。「韓国の汚くて幼稚な仕業を強く糾弾する」とし、「休みなく紙くずを拾わなければならない困惑は韓国の日常になるだろう」と強調した。そのうえで、「これ以上対決の危機を招く危険な行為を直ちに中止し、自粛することを厳重に警告する」と表明した。
談話では新たな挑発を行う考えを示唆したが、具体的には言及しなかった。
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