韓国軍合同参謀本部は11日、北朝鮮軍が9日午後0時半ごろ軍事境界線を一時侵犯したと明らかにした。軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)内で作業中だった北朝鮮軍の一部が軍事境界線を一時侵犯したが、韓国軍の警告放送と警告射撃を受け、北朝鮮側に戻ったという。9日は韓国軍が北朝鮮の「汚物風船」への対抗措置として、南北軍事境界線付近で拡声器を使った対北朝鮮宣伝放送を行っている。軍事境界線を侵犯したことを2日後に公表したのは、緊張がさらに高まることを避ける狙いがあったとみられる。
◇巨大野党の「独走」に与党内で強硬論 国会ボイコットも
第22代国会で議席の過半数を占める最大野党「共に民主党」が主要常任委員会の委員長のポストを独占したことを受け、与党「国民の力」の内部では国会議事日程の全面拒否や全法案に対し再議を要求するなど強硬な対応を求める声が高まっている。国民の力は常任委に参加しない代わりに、党政策委員会として設置した15の特別委員会を中心に国民生活の懸案を解決するとの構想を打ち出した。また、共に民主党の国会での「独走」には、複数の疑惑に絡み検察に起訴された李在明(イ・ジェミョン)代表を司法リスクから守る目的があると世論に訴える方針だ。
◇ソウルの外食価格高止まり サムギョプサル1人前2300円
ソウルで代表的な外食メニューのうちキンパ(韓国のり巻き)、ジャージャー麺など5品目の価格が先月も高止まりし、サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)1人前(200グラム)の平均価格が初めて2万ウォン(約2300円)を超えたことが分かった。韓国消費者院の価格情報総合ポータルサイトによると、先月ソウルでのサムギョプサル1人前の価格は2万83ウォンで、前月の1万9981ウォンから0.5%上昇した。
◇公営放送受信料 7月から電気料金と分離して徴収へ
公営放送KBS(韓国放送公社)が、実務的な理由から1年近く施行を先送りしてきたテレビ受信料の分離請求・徴収を来月から実施する。同社は「韓国電力公社と契約変更などについて交渉を進めており、7月から電気料金とは別に受信料の請求書が発送されると予想される」と明らかにした。受信料はKBSの収入全体の48%を占める主要財源だ。これまでは電気料金とあわせて徴収していたが、政府が昨年7月に放送法施行令を改正。電気料金と受信料を分離して請求・徴収することになった。
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